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01/14/2010    珪藻土
家の内壁は1Fのほとんどと2Fの一部を珪藻土とした。

自然素材ということもあり、近年急速に脚光を浴びた素材だ。

珪藻土は多孔質の土で、調湿・空気清浄の働きがある。

が、それほど厚く塗る訳ではないし、それらの機能がどこまで効果を発揮しているか、ということになるとなかなか難しい。機能面での過度の期待はしない方が賢明だ。

珪藻土の魅力はなんといってもその質感だ。

表面のざらつき感には自然なグラデーションがあり、壁の表面に触れてみると多孔質を感じさせるアタリの優しさがある。

左官屋さんが職人の技で仕上げたコテのパターンも美しく、そしてあたたかみがある。

見た目といい、触れた感じといい、ビニールクロスでは味わうことができない味のある風合いをもっている。

ちなみに、家ではビニールクロスは一切使用していない。

ビニールクロスは現代の建築物に重宝に使われている材料だ。

自分は建築に携わる仕事柄、ビニールクロスを多用した現場にもたくさん関わってきたが、どうしても均一的で面白味がない材料、という風に感じてしまう。

個人的な好みなのでビニールクロスをチョイスすることが悪い選択だとは言わないが、ビニールクロスを使わない方が面白い家になる、そんな気がする。

珪藻土は魅力的な素材ではあるが、いいことづくめ、という訳でもない。

それほど硬くはなく、もろさがあるので、硬いものをぶつけたりすると傷がつくし、ことによると部分的にはがれる、ということもある。

そして、水に強い材料ではなく、濡れたところはシミになることがある。

また、入り隅などはクラックが入ることがあり、クラックが入ってしまうとその補修は難しい。

珪藻土の含有率が低い製品だとクラックは入りにくいのだろうが、その場合は「珪藻土を使っている」と言えるのかどうか・・・。

家の場合はがっかりしてしまうほど多くのクラックは入っていないが、コーナーの一部にクラックが見受けられる場所もある。

そういうのが許せない、という方にはお勧めできない素材だ。

そういった方で左官材で仕上げたい場合はジョリパットなどの方が良いかもしれない。

ただし、ジョリパットは表面が硬いため、子供ぶつかったりすると擦り傷(人間の方が)などを作ってしまうことがあるらしいので注意が必要だ。

そして、珪藻土の壁で一番喜べない点は何といっても施工費が高い、ということだ。

高いと言ってもべらぼうな値段ではないが、それでもビニールクロスやペイント仕上げに比べると高い。

家でも予算の都合上、全体に使用することはできず、部分的な使用となった。

予算的には少し背伸びをしたかもしれないが、その仕上がりを見ると思わず笑みがこぼれてしまうほどだった。

珪藻土の壁は家の中にワンランク上の上質さをもたらしてくれた、そんな気がする。

どんな素材にも長所と短所がある。パーフェクトというのはありえない。

しかし、珪藻土の素晴らしい仕上がりは、いくつかのマイナス要素を補ってあまりある満足感を与えてくれた。

keisou.jpg

良い意味で存在感がある、そんな壁だと思う。
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