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今回のエントリーでは住宅のことは書いていません。本来のブログテーマと異なる内容になりますので、興味のない方は読み飛ばしてくださいね。

誰しも若い頃は、心も体も身軽に人生の旅路を歩むことができる。が、年齢を重ね、家庭を持ち、家族が増えると少々重い荷物を背負って歩まなければならない。心配せねばならないことも増える。そして、自身の健康もそのひとつだ。

僕は高校生の頃から40を過ぎた今でもずっと続けていることがある。それは朝、やたらと時間をかけて髪型をセットすることだ。

40過ぎてアホみたいかな、なんて思いつつも、僕はそういうことに手を抜くことができないのだ。ウルフルズの歌に「ダサいカッコはしたくない、年はとらないように」というのがあるが、このフレーズは僕の生き方を示してくれている、そんな気さえしている。

要するにこういうことだ。年をとっても見た目にお金や時間を使うなんて実りは少ないのかもしれないが、少なからず「気持ちの若さ」を保つことには役立っているのだ。

先日、人間ドックを受けた。僕は40を過ぎてからは毎年受けるようにしている。先に書いたとおり気持ちの若さは持っているつもりだが、体の方はもう若くはないからね。

毎年、何かしらひっかかって再検査になる。一度など、心臓の検査で数万円もかかったことがあった。幸い、異常なしという検査結果だったが、健康を維持するのもお金がかかるなあ、なんて思った。(苦笑)

そして、今年の人間ドック。その結果にはとても心配な事が書かれていた。

すい臓に変化の疑いがあり、要精密検査とのことだった。

すい臓の変化というのは、実際には専門的な書かれ方だったので細かな事はここでは省略するが、心配になってインターネットで調べると、どうも悪い病気の可能性もあるんじゃないかとますます心配になった。

仕事柄、医療の知識を持つ妻は、人間ドックではそういう結果は日常茶飯事だからきっと大丈夫、と言ってくれたけど、どうしても悪い方へと考えてしまう。

万が一、悪い病気で手術が必要、なんてことになったら ?

心やさしき少年である長男はとてもとても心配することだろう。

二男の一番の理解者である僕が病気になんてなったら、彼のショックはいかばかりか。

まだ年端もいかない長女は小さな胸を痛めやしないだろうか。

3人の子を抱え、仕事も家事もこなす妻はやっていけるのか。

ライムの朝の散歩は誰か行けるだろうか。

楽しみにしていた長男の野球の大会に応援に行けるだろうか。

夏休み、子供たちに笑顔をプレゼントできるだろうか。



そして・・・考えられる最悪の結果になったとしたら ?

それは、愛する家族と別れなければならないということだ。でも神様、僕にはその準備はまだ出来そうもありません !!!

精密検査の結果が出るまでの2週間、僕はいつも人間ドックの結果を背負って生活していた。

僕はこのかた、すい臓がどこにあって、どういう働きをしているのかまったく知らなかったが、その時ばかりは自分のすい臓が心配で仕方がなかった。

お年寄りを見かけると、僕はこの人よりも早く死んでしまうのだろうか、なんて思いがよぎった。

僕の心はいつもどんよりと曇り、心から笑える時はなかった。夜もなんだかよく眠れない。

そんな悶々とした日々を過ごし、とうとう精密検査の結果を聞きに行く日がやってきた。

弱虫と思われるかもしれないが、僕は長男が修学旅行のおみやげに買ってきてくれた健康お守りを握りしめて病院に行った。

まとわりつくように蒸し暑い夏の日、待合で僕の名前が呼ばれるまでの時間は永遠と錯覚するほどひどく長く感じた。

そして、1時間ほど待たされて、ついにその時がやってきた。僕の名前が呼ばれたのだ。

不安に押しつぶされそうになりながら診察室に入り、僕は女医さんの前に座って背筋を伸ばした。

果たして、その結果は・・・・・

「CT検査の結果、特に異常ありません。」

僕は胸をなでおろした。それもハンパじゃなく、僕の人生でも最大級のなでおろし方だった。

精密検査の前と後で、僕の体に変化があった訳じゃない。もともと異常なかったのに精密検査が必要と言われて、精密検査をして異常なしと言われた、ただそれだけだ。

だけど、僕は本当にホッとして、健康ってスバラシイ、人生ってスバラシイ、なんて心から思ってしまった。BUMP OF CHICKENの歌に「健康な体があればいい 大人になって願う事」というのがあるが、本当にその通りだ。

医者からの帰り道、コンビニに寄ってちょっぴり高いラテを買い、1人で乾杯した。

以上が、今回僕が味わった、できれば二度と味わいたくない体験の一部始終だ。妻はそれほど心配しているという感じではなく、ましてや子供たちには余計な心配をさせたくないので伝えるはずもなく、ほとんど一人でビビって一人で悩んでいた感じだった。

この体験の中で僕はこんなことを考えた。もし、自分が余命いくばくもないとして、宝くじに当たったとしたら喜ぶだろうか ?

いや、嬉しくも何ともない。お金なんて命の重さと比べたら、ただの紙切れだ。成功も挫折もみんな同じ。

それらは死んでしまえばきれいサッパリと消え去ってしまうものにすぎないのだ。そう思うと、すべてが色あせて見えた。

本当に大切なものはたったひとつ。そう、本当に本当に大切なものは自分と家族の健康だ。これに勝るものが世の中にあるだろうか ?

今回の一件はただ単に僕がビビり過ぎだっただけかもしれない。だけど、この辛い経験は僕にいろんなことを考えさせ、一番大切なものは何か気付かせてくれた。

そんな「僕だけの夏の事件」だった。

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洗面所のニッチ。

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