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04/22/2012    15の春 -第4話- (全6話)
試験の前日、職場の仲間から飲み会の誘いがあったが断った。とてもお酒を楽しめる気分にはなれないだろうし、試験の前日の夜は長男や妻と一緒にいたかった。

前の晩のおかずを妻に相談された。受験生の母もいろいろと気を使わされるものだ。僕と妻で考えて消化の良さそうな湯どうふにした。前日の夜はただでさえ緊張感があるところにガタガタと物音でもしていると長男が眠れないとまずいので、皆で早く寝ようと提案した。

当日の朝は僕も一緒に早起きした。長男はきちんと寝られたとのことでホッとした。長男には朝食の後リポDを飲ませた(集中力がアップするので僕が受験生の時も飲んだものだった)。妻はお弁当とキットカットを持たせた。受験票は持ったか、お守りは持ったか、なんておせっかいを一通りしたあと、僕はがんばってこいと巨人の原監督みたいにグータッチをして送り出した。

駅まで妻が車で送っていった後、テレビの音だけが静寂をかき消していた。長男を無事送り出しても、ちっともホッとしなかった。

ライムと一緒に神社にお参りをしてから散歩に出かけたが、長男の受験のことが頭から離れなかった。

ライムがウンコを取り易い場所にしてくれたので(草むらとかでされると取りづらいのだ)、お、今日はツイてるな、長男の受験もうまくいくかな、なんて長男の受験に結び付けて考えてしまう。

とにかく、頭の中のどこを切っても金太郎飴みたいに長男の受験のことで一杯だったのである。

昼間も当然ながら長男の受験の出来はどうなのか、気が気ではなかった。それをまぎらわすため、できるだけ仕事に集中するようにしていた。

本当を言うと仕事のモチベーションはとてつもなく低かった。好きな人と違うクラスになってしまった学生みたいに、モチベーションはダダ下がりだった。しかし、無理やり仕事に集中して心配をまぎらわそうとしていたのだった。

午後になって長男を駅まで迎えに行った妻からメールが入った。長男は笑顔で帰ってきたという。だとすれば、試験はまずまずできたのだろう。少しほっとした。妻も同様、ほっとしたらしい。

妻は泣きながら帰ってきたらどうしよう、と心配していたそうだ。もし出来が悪かったとしても、泣きながら帰ってくるヤツなんていないっつの(笑)。

試験の初日が終わり、次の日の2日目が終われば試験は終了だ。幸い、苦手科目があった初日はわりあいうまくいったみたいだ。そして、2日目は得意科目なのでなんとか無難にいってほしい。

初日と同じく、夜は皆で早く床についた。2日目は雨模様だった。ライムとお参りに行き、試験が気になって仕方ないのを仕事で気をまぎらわし、初日をコピーしたような1日を過ごした。

午後になって前日同様、妻からメールが来た。初日よりも難しかったそうだ。ということは思ったよりも出来なかったのだろう。少し不安になった。うまくいかないものだ。本人は終わってサバサバしていたそうだが、こっちはサバサバなんて気分にはなれない。

5/6へつづく

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